Little Athlete Club

インタビューインタビュー

現役のER(救急科)のドクターであり、スポーツ医学にも精通した輿水先生に子どもの運動とケガについてお話をうかがいました。


輿水健治(こしみずけんじ)先生
埼玉医科大学総合医療センター副院長・救急科(ER)教授。
日本の心臓震盪(しんぞうしんとう)研究の先駆者であり、
AEDをはじめとする、一般市民による救命手当てを普及すべく奔走している。
日本体育協会公認スポーツドクター。日本臨床スポーツ医学会評議員。

『子どもの運動やあそびで起こりやすいケガとは』

子どもの場合、ケガの大半は転倒や
鉄棒などからの落下によるものです。
大きなケガに至るケースは少ないのですが、
骨折してしまう場合も……。

『子どものケガを防ぐには』

小さい頃から発達段階に合わせた
様々な運動をさせて、運動神経を育むことが
ケガ予防にもつながります。そのためには、
裸足で遊ばせて足の裏の感覚を養うことも大切です。

『子どもがケガをしてしまったら』

子どもは脳震盪を起こしやすいので、“顔色が悪い”
“吐く”などの症状があったら病院へ。
また、ねんざは骨折に比べ軽く考えがちですが、
最初の治療が重要。整形外科を受診しましょう。

『子どもの健康のために気をつけたいこと』

子どもの健やかな成長のためには、
“早めに就寝”“朝日を浴びる”など、
睡眠のリズムをつくるようにしましょう。
バランスのとれた食事も欠かせません。