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子どもの姿勢が悪いのが気になる! ママでもできる!姿勢矯正の2つのポイント

勉強のとき、食事のとき、ゲームなどで遊んでいるとき、お子さんの姿勢を気にしていますか? 特にゲームに熱中しているときの姿勢の悪さが気になる!という親御さんも多いのではないでしょうか? 今回は理想的な良い姿勢へと導くポイントをご紹介しましょう。大人の場合も、スマートフォンの使いすぎで姿勢がくずれている方が多いので、お子さんと一緒に意識してみてください。

日々の姿勢が子どもの将来の健康に関わってくる!

お子さんがテレビゲームやスマートフォン、トランプなどの遊びに夢中になっているとき、こんな姿勢になっていませんか?

頭が前に出て肩が上がっている
背中や腰が丸まっている

大人もスマートフォンを見ているとき、そんな姿勢になりがちです。正直、僕でもそういうときがあります。そんな姿勢を続けていると、子どものときから肩こり、腰痛が発生してしまいます。そうすると運動する気持ちが失せてしまい、不健康になりやすいですよね。
そうならないためにも日々の生活で良い姿勢を意識していくことが大切。そうすれば、健康的な体になっていきます。

良い姿勢になるために意識したいのはたったの2つだけ!

では、良い姿勢とはどういった姿勢でしょうか?
座るときの正しい姿勢は、良い立ち姿勢ができてからでないと難しいため、まずは立っているときの姿勢の話をします。
百聞は一見にしかず! まずは専門的な画像からご覧ください。

良い姿勢のために意識する5つのポイント 『図解姿勢検査法』より引用
良い姿勢のために意識する5つのポイント 『図解姿勢検査法』より引用

この画像で見ると、①外くるぶし→②膝蓋骨後面(膝のお皿の後ろ)→③大転子(太ももの横)→④肩峰(けんぽう)(肩)→⑤乳様突起(耳の後ろ)の5点を意識したいです。
ただ、そう言われても専門的すぎてわかりにくいと思うので、簡単にお伝えしますね。
理想的な良い立ち姿勢をとるために意識したいのは次の2つのポイントです
①かかとの真上にお尻
②お尻の上に頭

では、座り姿勢はどうしたらよいでしょうか? 座り姿勢の場合も意識するところは似ています。
①まずは足の裏がちゃんと地面に着くような場所に座る
②そのうえで立ち姿勢で意識したお尻の上に頭がくるように上半身を保つ

これで正しい姿勢がとりやすくなります。
子どもは大人と比べると筋力が乏しいため、特に、地面に足がついていることが重要になります。地面に足がついていると安定的に地面を踏むことができて、上半身の姿勢も自然と良くなりやすいです。上半身だけで理想的な姿勢を取れない場合は足の力も借りてみるとよいのです。

良い姿勢のためのに公園遊びも大切な理由

理想的な姿勢をとるためには筋力も必要です。それを育むためにどうしたらよいと思いますか? 筋力トレーニング? いいえ、幼少期からの筋力トレーニングは体のしなやかさを失う可能性があるのでやらないほうがよいです。ではどうしたらよいでしょうか?
それは公園遊びをすること。

滑り台で遊ぶ子ども

理想をいうのであれば、いつも同じ公園で遊ぶのではなく、いろんな場所の公園に行って多くの遊具に触れて遊ぶことが重要です。
たとえば、写真のようなコンビネーション遊具。まず、右側の階段を手すりを使って登ることで足腰が鍛えられ、握る力も向上します。滑り台では、体幹を保つことによりきれいに滑ることを覚えます。また、左側にある丸太渡りは、進むときに揺れるためバランス能力が鍛えられます。
このように遊具で遊ぶことによって、子どもは「自然と」体の使い方を覚えていき、体を支える筋力を育むことができます。
つまり、公園遊びをすることによって理想的な姿勢を維持するための筋力が養われることになり、姿勢の矯正に繋がっていきやすいのです。

成長期の子どもにとって多くの運動経験を得ることは将来の健康に大きく関わっていきます。さらに、親子で遊べば、自然と会話が生まれ、笑顔で過ごす時間が増え、お互いの心身にもいい影響をもたらします。ぜひ一緒に公園遊びをしてみてください。そして、家に帰ってきたらお子さんの姿勢を気にしてあげてみてください。

参考文献:『図解姿勢検査法』(新関真人著/医道の日本社)

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