参考「ゴールデンエイジ論」

【どんな理論？】
人が20歳になった時の発育・発達のレベルを100％と考え、体の各組織の発育の特徴を説明した理論です。
人の神経系統は12歳までに育てることが重要と言われ、特に、5歳から6歳までの時期はその発達が最も著しいとされています。

【子どもの時の運動という点でのポイントは？】
・人の神経系統は、生まれてから6歳頃までに80％の成長を遂げ、12歳でほぼ100％になります。
・子どもに秘められている運動神経をきちんと伸ばしてあげるためには、この時期に神経回路に様々な刺激を与え、その回路を張り巡らせるあげること＝多種多様な動きを経験させてあげることが重要となります。
・神経系の回路は一度出来上がるとめったに消えませんが、回路が出来ていないとなかなか身に付かないと言われています。
・例えば、子どもの頃に自転車に乗ることができると、その後どれだけ乗らなくてもスムーズに乗れることが出来ますが、大人になって初めて自転車に乗ろうとするとなかなか乗ることができない、ということも神経系の影響です。
・この時期に経験した多種多様な動きは、スポーツの基礎となり、後に専門的なスポーツを実践した時の上達をも左右します。